表面温度1,700度の超高温惑星を発見 by Science News
2019-08-05

情報源: NASA’s TESS has found the first-ever ‘ultrahot Neptune’ exoplanet | Science News
TESS(トランジット系外惑星探索衛星 Transiting Exoplanet Survey Satellite)が、地球から260光年離れた恒星の周りを巡る惑星 LTT 9779b を発見した。大きさは地球の4.6倍で、重さは29.3倍。公転周期は19時間(!) と、信じられないくらい恒星に近い軌道を回っている。さらに、その表面温度は約2,000 K(約1,725℃)と推定されている。こんなに高温の惑星は過去に例がない。
既存の、知られている惑星では、これだけ恒星との距離が近い場合、木星サイズより大きいガス惑星になるか、地球サイズよりも小さいものばかりとのこと。そのため、“中間サイズ”のこの惑星は、サイズの点でも異例。ガスタイプではなく、地球のように固体部分が主で、重量比で9%程度の大気を持つらしい。1,700℃以上の灼熱の星の大気ってどんな感じなのだろうか。想像を絶する。それに、これだけ恒星に近いと大気が吸い取られてしまわないのだろうか。いやぁ、謎だらけだ。
詳しい研究はこれからのようだが、どんな惑星なのか興味深い。宇宙には我々の知らないことが本当にまだまだ一杯あるんだなと、改めて納得させられる話だ。