100冊レビュー電子ブック攻勢 冬の陣 Amazon & ReaderStore(ソニー)

電子書籍リーダーいろいろ

★ 100冊まとめて宣伝は夏の風物詩だった?

文庫を出版している各社が、夏休みに学生が読書をするだろうことを期待し、毎夏キャンペーンをし始めて久しい。あなたの一行に出会おう。新潮文庫の100冊だの、:: 発見!角川文庫 ::だったり、集英社文庫 ナツイチなんて感じだ。最近の学生が夏休みにどれくらい文庫を実際に読んでいるのかは知らないが、各社が毎年このキャンペーンを続けているのだから、一定のニーズはあるのだろう。
さて、このキャンペーンに付きものなのが、各書店に置かれるキャンペーン専用書籍紹介小冊子。百冊なりなんなり、対象になっている本の紹介・書評を集めたもので、CMに起用された女性アイドルが表紙になっていることが多い。集英社(?)の今年の夏のキャンペーンでは、AKB48のメンバーがそれぞれ”課題図書”を読んで、紹介文(感想文)を書いていたんじゃなかったかな。

★ 電子書籍ストアは100冊”冬の陣”

文庫が夏だからという理由ではないだろう。AmazonはKindleの新しい新機種を出したところだし、ソニーも然り。それに合わせ、さらにはクリスマス商戦も鑑み、さらには冬休みを当て込んでのキャンペーンが急に始まっていた。

● Amazonの場合

Amazonでは、オールタイムベスト小説100として、サイトに寄せられたレビューを使って百冊の本紹介本(Kindle版)を無料で配布している。このページに行けば誰でもただで入手できる。Kindleのデバイスを持っていなくても、iOSやAndroid版のKindleアプリ(これも無料)をインストールすれば読めるようになっている。Kindleで本をダウンロードして読んでみる、という一連の体験を(無料で)してもらい、電子書籍ってこんなものだということを知らしめようと考えたのではないかな。

● ソニーのReaderStoreの場合

こちらは読者が選んだ最高に面白い本100冊特集 – Reader™ Store-ソニーのeBookストアということで、Web上で100冊紹介サイトを設けている。さらに、抽選で10名にその百冊を全部プレゼント(ソニーReader版)というおまけイベント付き。こちらは紹介本ではなく、その書籍そのものがプレゼントされるのだ。分冊ものは最初の一巻だけというのが辛い(二巻目以降は買って読んでね、と言うこと)がまあ、まとめてどーんともらえちゃうのだから悪くはないだろう。
ということで、ReaderStoreではWebサイトで即、百冊の書評が読めるようになっているのでした。

★ 電子書籍ストアの品揃え拡充の証し

こんなキャンペーンが打てるというのは、とにもかくにも、ストアの中から百冊選べるだけの品揃えになったという証拠。喜ばしいことです。日本における電子書籍元年はいつだったのか、いやまだ来ていないのかという議論がありましたが、ここまで電子書籍が普及してきたと言うことで、2013年こそ日本の電子書籍元年だった、と言えるのではないでしょうか。そんなことを思ったこの「100冊レビュー」対決だったのでした。




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